懐中時計 通販 アンティーク

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懐中時計とは・・?

懐中時計(かいちゅうどけい、英語名pocket watchまたはfob watch)とは、ポケットやカバンなどに入れて持ち歩く小型の携帯用時計である。

丈夫さとかさばらない手頃な大きさの懐中時計は、腕時計が登場するまでは携帯時計の代表として長い間、世界中で使用されてきた。多くの場合文字盤はアナログ式で、鎖や組紐などでリューズのフック部と衣服を結着して落下を防止し、時計本体は衣服のポケットに収納して携帯するようになっているものが基本形であり、用途や製作側や愛用者の個性により、リューズの位置が12時の位置だったり、3時の位置だったり、6時の位置だったりすることがある。

主な用途としては、鉄道では鉄道時計として運転士が運転台の中央窪み、あるいは時刻表立て付近にある窪みにはめて使っている。路線バス乗務員も同様。
病院では、看護師が脈の測定などの際に時間を見るナースウォッチとして使われる。

一番人気はサン&ムーン搭載の懐中時計

サン&ムーン(SUN&MOON)とはムーンフェイズのことで、文字盤上にある月齢表示で、月の満ち欠けを知ることが出来る機構のこと。月の満ち欠けの周期が29.5日なので、ダイアル上の夜空や月が描かれたプレートは、29.5日で半回転する仕組みになっている。月は、潮汐をはじめ、自然現象や動物の行動や生理現象との結びつきが観察され、古くから人間の生活に深く根を下ろしていた。中世ヨーロッパに機械式時計が登場して以来、時計にムーンフェイズ表示がしばしば加えられてきたのもそのためだろう。懐中時計の時代になると、文字盤に設けられた窓に月の姿が現れたり隠れたりする表示機構が確立する。ブレゲが18世紀後半に作った時計には、現在と同じ仕組みのムーンフェイズがすでに用いられている。


かっこいいスケルトンの懐中時計

スケルトンウォッチとは、あえてケースや文字盤部分にガラスを用い、懐中時計の精巧なムーブメント(機械)を鑑賞できる、装飾性能の高い機種。ムーブメントの地板や受けの部分などを、ムーブメントの骸骨に合わせくり抜いたりする装飾加工が施されている。「裏スケルトン」「裏スケ」とも言われる。他に、ハーフスケルトン、カバースケルトンなどのタイプもある。 高級品が多いが、近年は廉価な商品にも多く見られるようになってきた。


他にもいろいろな懐中時計

懐中時計も腕時計や置き時計と同様に様々な機能を搭載しています。デザインも様々ですが、あえてシンプルがかっこいいのも懐中時計です。お気に入りの懐中時計を見つけてください。




懐中時計のウンチク

懐中時計の主な用途

鉄道では鉄道時計として、主に運転士が運転台の中央窪み、あるいは時刻表立て付近にある窪みにはめて使っている(近年は腕時計を携帯し鉄道時計は持たない運転士や、電波時計の低価格化・小型化に伴い据え置き型デジタル電波時計を運転台に据え付けて参照する運転士も多い。路線バス乗務員も同様)。

病院では、看護師が脈の測定などの際に時間を見るナースウォッチとして使われる。腕時計は、腕が何かに引っかかったり、手洗い時に手首まで完全に洗浄できず、バンド部分の下などが感染源になり得るため着用は避けて、ナースウォッチを付属のピンやクリップで白衣の胸ポケットや防護衣に留めて使用する。

時計を持ち上げて見る際に見やすいように、普通の懐中時計と違って6時の部分にチェーンが取り付けられている(上下が逆になっている)。また、文字盤には簡易脈拍計の目盛が刻まれているものも多い。これは15拍(あるいは30拍)の時間から1分間の脈拍数に変換する計算尺である。ストップウォッチ式になっているものもある。

料理人の場合、腕時計では手首に水が掛かる職業柄のため、懐中時計を用いることが多い。サウンドクリエーターの中でも、少数ではあるがPA卓に置いて用いる事がある。しかし近年は殆ど見られなくなっている。

一般的な男性の携行(着用)方法としては、三つ揃えのスーツの場合、ベストのポケットに時計を納め、ボタンホールに鎖を止めて用いる。鎖の種類、またかけ方は何通りもある。ベストを着用しない場合は、トラウザーズ(ズボン)のフォブポケット(懐中時計用ポケット)に入れる。この場合、短いフォブチェーンを付け、どこにも止めず垂らすのが正式である(使う時はチェーンで引き出し、顔の前に時計を下げて読み取る)。また、ジャケット(上着)の襟のフラワーホール(ラペルホール)に鎖を止め、ジャケットの胸ポケットに収める場合もある。この場合も専用のラペルウォッチチェーンを用いる。

和装の場合、金属の鎖もしくは絹製の組紐をつけ、帯に挟むのが普通である。

懐中時計の外面

丈夫さとかさばらない手頃な大きさの懐中時計は、腕時計が登場するまでは携帯時計の代表として長い間、世界中で使用されてきた。多くの場合文字盤はアナログ式で、鎖や組紐などでリューズのフック部と衣服を結着して落下を防止し、時計本体は衣服のポケットに収納して携帯するようになっているものが基本形であり、大きく分けて以下のような外面上の区別がある。用途や製作側や愛用者の個性により、リューズの位置が12時の位置だったり、3時の位置だったり、6時の位置だったりすることがある。

オープンフェイス
蓋のない、最も標準的なスタイルの懐中時計。
ハンターケース
懐中時計を保護するための金属等の上蓋が付いているもの。蓋が文字盤側だけに付いているものと、背面にも上蓋が取り付けられ、ちょうど二枚貝の中に懐中時計を収めたような外観の、防護性の高いものがある。上流階級のスポーツである狩猟において、落馬などにより懐中時計を壊しやすかったため、ガラス(日本では風防という)を保護する蓋を取り付けたことからこの名が付いている。欧州の貴族階級の実態を知らない日本では「猟師の発案で」との説明を見かけるが、当時の社会で労働者階級たる猟師が高価な懐中時計を持てるはずもなかった。多くの場合、リューズが開閉ボタンを兼ねていて、押し込むことで蓋が開く仕様になっている。年月を経るに従い、屋外活動に際して時計を守るためという本来の目的から離れ、華麗で豪華な装飾が施されたものが増え、一種の装飾部位として発展していった。リューズ位置の対面に蓋のヒンジがあるものが多く、12時にリューズがあるものは蓋が6時方向に開き、3時にあるものは9時方向に開くのものが一般的。
ナポレオン(ハーフハンター、デミハンター)
ハンターケースの中央部分がドーナツ型に抜けていて(またはガラス張りになっていて)、蓋を閉じた状態でも針の一部が見えるため時刻を読めるようになっているタイプの蓋付き懐中時計の総称。名前の由来はナポレオン・ボナパルトが、時間を見るためにいちいち時計の蓋を開けるいとまも惜しいほど多忙だったことから、蓋を閉じたまま時間が分かるハーフハンターの懐中時計を使用していたという逸話から(あるいはナポレオン自身が発案という説もあるが、史実から見てナポレオンが登場する前にすでにデミハンターは存在していた)。
スケルトン
あえてケースや文字盤部分にガラスを用い、懐中時計の精巧なムーブメント(機械)を鑑賞できる、装飾性能の高い機種。高級品が多いが、近年は廉価な商品にも多く見られるようになってきた。

懐中時計のムーブメント

動作機構は「機械式」と「クォーツ式」の二種類がある。機械式は手巻(リューズ部分を回しぜんまいを巻き動作させる、毎日ないし数日に一度は巻かなければいけない)がほとんどである。自動巻(振動を加える事によりぜんまいが巻かれる)は存在しないわけではないが、非常に特殊な製品に限られる。クォーツ式ではボタン電池により動作させる(最近は約10年寿命のリチウム電池内蔵品もある)。

手巻の煩わしさや時間誤差といった日常での使い勝手を考えるとクォーツ式に軍配は上がるものの、機械式のムーブメントならではの「コチコチ音」を好みあえて機械式を利用する愛好者も多い。

懐中時計の現状

戦後以降、世界的に見ても、利便性のより高い腕時計に携帯時計市場をほぼ持っていかれた状況ではあるが(日本ではその腕時計でさえ、昨今は携帯電話の時計機能に脅かされている)、まだまだ日本国内や世界、とりわけ欧州の時計生産大国でもあるスイスにいたっては小さな工房での手作り懐中時計産業でさえ未だ健在であり、有名なバーゼル地方で開かれている時計市には今なお世界の懐中時計商が集っている。

外装の材質は真鍮やステンレスなどの金属製のものが多いが、金製や銀製といった貴金属を使用したものや、また蓋や裏蓋に彫刻がされているなど、装飾品としての価値があるものもある。

懐中時計はその歴史が古いため、アンティーク品(おおむね戦前以前の品)や古くからの有名時計ブランドの高級品、その他ムーブメントや彫刻を楽しむ等々、懐中時計のコレクション(蒐集・鑑賞)を趣味としている者も世界中に数多く居る。

また、「ポケットウォッチスタンド」という、懐中時計を置時計として使用するための専用スタンドも100年以上前から存在し(イギリスの老舗ラポートは100年以上前から高級ポケットウォッチスタンドを販売している)、高級な懐中時計は置時計として使用することも古くから行われてきた。

今日に至っては、腕時計の圧倒的なシェアや、携帯電話画面の時計表示にて代用する人も一部で徐々に広がりつつあることから、懐中時計を日常の携帯時計として使用している人口は極めて少ない。反面、腕時計が馴染めない人、携帯電話を所持しない人、懐古主義(アナクロニズム)の人等の中には、あえて懐中時計を日常で愛用している人も少なからず存在する。

SUUNTO(スント)

時計の備品

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